いろいろ自分で試して色々考えてみる。

狙われるマンションの金

時代は不景気である。個々のマンション住人にはそれほどお金はないが、マンションには積立金を中心にしてまとまったお金がある。企業は様々な手を使って巧みにその金を狙っている。日本のマンションにはどれだけのお金が必要なのか。一棟当たりの平均世帯の五○世帯で考えてみよう。一○○世帯のマンションはその倍近くを、二○○世帯は約三倍を想定して考えていただきたい。マンションは五○世帯増えるごとに三○%程度差し引いて予算を組むとわかりやすく、計算がしやすくなる。年間の管理費の残高、駐車場料金の上がり、自転車置き場や看板、携帯電話のアンテナ代などが積立金以外にマンションの収入として入ってくる。その入ってきたお金を積立金に入れて、普通のマンションで一世帯当たり月一万七○○○円の積立が必要である。一世帯で一万七○○○円がマンションで積み立てられると、安定したマンション運営ができる。五○世帯のマンションで一○年間で一億二○○万円の積立金がたまり、修繕工事には二○%を目処に使うことが理想である。しゃくしゃく築三○年目に三億円以上のお金をためているマンションは余裕緯々である。反対に築二○年で一億円の積立金のないマンションは破産状態である。良いマンション、悪いマンションの判断基準は、もちろんセキュリティも基準の対象にはなるが、なんと言っても「積立金」に左右される。マンションの生命線は積立金である。将来を明るいものにするために、いかに積立金をためるかを真剣に話し合うマンション運営をしていただきたい。【マンション管理士制度】平成一三年度から実施されたマンション管理士制度も、私の提案で国が意欲的に取り組むようになったものだ。過去二回国家試験を行ない、平成一五年一月現在で五二四二名の登録者がある。この国家資格を司法試験より難しくグレードの高いものにしたいと考えている。